油町絵図
あぶらちょうえず
概要
油町絵図
あぶらちょうえず
くみがしら・いちろうえもん、しちべえ
富山県高岡市
正徳2年/1712年
紙本・墨書,一部彩色
〔本紙〕縦201.2cm×横79.6cm
〔全体〕縦244.8cm×横92.2cm
〔軸長〕97.2cm
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富山県高岡市古城1-5
資料番号 1-02-33
高岡市蔵(高岡市立博物館保管)
現在の京町・大町の油町は本町(開町当初にできた地代無料の町)35町の一つ。当町には油屋が多くあり、当町の御用として、瑞龍寺から前田利長墓所までの八丁道の石灯籠に、点灯用の油を供給していた。
本図は、組頭・市郎右衛門、七兵衛両名が作成した。周囲3方を用水が取り囲み、近隣の町々へ抜ける脇道が明記される。また宅地ごとに屋号や人名、間口の長さが記され、役地・地子地・懸地などがあわせて書かれている。
当館の油町絵図は、断簡、欠損などあるが、本資料を含め計7点所蔵している。