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館柳湾 書簡 ㉖

たちりゅうわん しょかん ㉖

概要

館柳湾 書簡 ㉖

たちりゅうわん しょかん ㉖

/ 江戸 / 日本

館柳湾  (1762~1844)

たちりゅうわん

江戸時代後期

新潟市指定文化財

館源旧蔵 館柳湾書簡46点

この書簡は、館柳湾が本家の館源(屋号)に宛てたもので、解読可能なものが46点程あり、ひとまとめで新潟市の指定文化財に指定されている。

文化遺産オンラインでは1点ずつを公開。

【大意】
先頃は白扇10握を有り難く拝受した。砂子紙屏風のほか蛭子図と大幅絹地合作の依頼を受けつつ延引しているが,砂子紙は他人に依頼した分の埒が明かず,蛭子図は御好み流儀に合わず,合作も出来ておらず,今暫く待ってほしい。貴地でも煎茶が流行しているのか。先日白根町星井周蔵から茶看板の依頼があった。貴家でも先年から茶店を開いたとのこと。当方でも近来煎茶が大流行で私も煎茶を楽んでいる。御店の茶価にある「館花」の銘は面白い。20~30目ほど欲しい。貴店にも拙筆の看板を1枚差上げたい。当秋の御出府を待っている。
3月28日

天保12年頃か?

先行文献には天保13年(館柳湾81歳)のものか?とあるが、館柳湾80歳筆の「館花」の看板軸が現存している。恐らく『貴店にも拙筆の看板を1枚差上げたい。』と書かれているものはこの看板軸かと思われる。

「館柳湾80歳書 看板軸 ①・②」で公開。

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