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石川家住宅 主屋 座敷蔵 文庫蔵 門 土塀

いしかわけじゅうたく しゅおく ざしきぐら ぶんこぐら もん どべい

概要

石川家住宅 主屋 座敷蔵 文庫蔵 門 土塀

いしかわけじゅうたく しゅおく ざしきぐら ぶんこぐら もん どべい

城郭建築 / 明治 / 中部 / 山梨県

山梨県

江戸時代・明治時代/主屋 1907年、座敷蔵 1872年、文庫蔵 1847年、門及び土塀 建設年不明

○主屋  桁行12.81m、梁間11.17m、木造平屋建、寄棟造、桟瓦葺、塗籠土蔵造。北東側に台所、風呂、洗面、便所を置く。北西側には廊下とクラノマエを介して座敷蔵と接続する。
○座敷蔵 桁行7.76m、梁間5.29m、木造二階建、切妻造、桟瓦葺、塗籠土蔵造。南に幅1.22mのクラノマエを介して主屋の北廊下に接続する。西に
幅1.19メートルの廊下を介して北西隅に便所を置く。
○文庫蔵 桁行6.04m、梁間3.89m、木造平屋建、切妻造、桟瓦葺。
○門 棟門 桁行2.64m、扉付親柱間1.7m、切妻造、桟瓦葺。
○土塀 煉瓦モルタル塗(東面)、煉瓦漆喰塗(南面、西面)屋敷東面 長さ22.53m。敷地南東端に門柱を設け、物置まで。門柱より1.5mで門、物置南に潜戸の開口あり。屋敷南面 長さ12.3m。南面は主屋南西端に接続し、敷地南西端で西面に折り返す。中門(幅1.2m)、道祖神(幅1.5m)の開口あり。屋敷西面 長さ13.75m。西面は南面から折り返し、文庫蔵に接続する。
       



5棟

山梨県甲府市城東5丁目3番5号

山梨県指定
指定年月日:20160905

有形文化財(建造物)

石川家住宅は甲府市街地にあり、国道411号線(通称城東通り)沿いに位置する建物である。近世甲府城下の代表的な塗籠土蔵造町屋の系統を引き継ぐ、数少ない戦前から存在する建物である。主屋の奥には、クラノマエ(蔵の前)を介して二階建ての座敷蔵が続き、さらに西側の庭中には文庫蔵が配置されている。表通りに面し門が建立され、南西隅に道祖神がある。また、周囲には高さ2m以上の塀を巡らせ、漆黒の重厚な構えとなっている。第2次世界大戦の戦禍に見舞われた甲府市街地には現存する歴史的建築物は極めて少ない。

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