群玉山皆乗寺本堂・山門
ぐんぎょくざんかいじょうじほんどう・さんもん
概要
皆乗寺は、寺伝によると元禄7年(1694)に浄土真宗大谷派寺院浄見寺として創建された。元禄12年(1699)年に洪水で本堂が破壊され、寺地を移転し、宝永6年(1709)に皆乗寺と寺名を改めて、明和3年(1766)までに本堂・鐘楼・山門が建立された。現存する本堂・山門は、寺地を改めて文化14年(1817)に建立されたもので、坊守(住職の妻)の父である川原村の矢野永糺太郎左衛門が、妻の永代供養のため願主となり寄進したものである。その後も文政11年(1828)の洪水、明治9年(1876)の台風などで被災している。平成28年(2016)の熊本大地震では大きく被災し、地域住民の支援を受け再建の途にある。