焼付彩画鼠に枇杷文脚付ガラス杯
やきつけさいがねずみにびわもんうすあいいろあしつきがらすさかずき
概要
焼付彩画鼠に枇杷文脚付ガラス杯
やきつけさいがねずみにびわもんうすあいいろあしつきがらすさかずき
江戸時代後期/1776年~1825年
鉛ガラス
高8.5 口径5.8 比重78.5(4.02)
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びいどろ史料庫コレクション
来歴:1983びいどろ史料庫→2011神戸市立博物館
参考文献:
・棚橋淳二「エナメル絵付鼠枇杷文藍ガラス杯(びいどろ資料館蔵)」『Glass』No.18(ガラス工芸研究会、1985)
・・神戸市立博物館『びいどろ・ぎやまん・ガラス 江戸時代~明治、大正へ』(2000)
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録(2019)
粉末状の色ガラスを絵の具のように用い、ガラスの表面(ひょうめん)に絵付を施し、低温で焼き付ける技法を用いた作例。杯の正面には枇杷の実を食(は)む鼠、背面には枇杷の実が描かれています。鼠の鬚や葉脈などの精緻な描写も確認できます。西洋のエナメル絵付に着想を得たこの装飾技法は、日本では明治時代以降に確立したため、江戸時代の作例は多くありません。
【びいどろ・ぎやまん・ガラス】