乙川祭礼行事
おっかわさいれいぎょうじ
概要
乙川で行われている主な祭礼行事には、「若家開き」「山本の決定」「御条目送り」「山本へ山車の引き込みと山飾り」「御幣授与」「水神祈祷」などがあるが、その中でも乙川祭礼で重要な働きをするのが「御幣」である。御幣は、直径約20センチメートル、長さ180センチメートルの七筋半ある太い竹に紙垂と麻束で作られており、山車が曳行される際に載せられ、この御幣のある下の梶棒が一番梶となる。また、最後の重要な行事として、山子の多くが提灯を持って山本まで囃子を奏しながら、御幣を届ける「御幣納め」が行われる。