「越中国立山之図」
えっちゅうのくにたてやまのず
概要
登山口から立山までを描いた図。数ある立山登拝案内刷り物の一つである。
右上に「越中國立山之図」と見出しがある。「御本社」とあるのは雄山神社で、その右には阿弥陀三尊が来迎している。木版で奥の山は薄い藍、手前の山は薄い緑、原野は茶、雲は赤で刷られている。赤は「洋赤」といわれた安価な輸入染料である。特に中央左の「ちごく谷」付近は赤く炎のようなものがいくつもある。山や木の表現などは細かく、画面下には人の姿も見える。
えっちゅうのくにたてやまのず
登山口から立山までを描いた図。数ある立山登拝案内刷り物の一つである。
右上に「越中國立山之図」と見出しがある。「御本社」とあるのは雄山神社で、その右には阿弥陀三尊が来迎している。木版で奥の山は薄い藍、手前の山は薄い緑、原野は茶、雲は赤で刷られている。赤は「洋赤」といわれた安価な輸入染料である。特に中央左の「ちごく谷」付近は赤く炎のようなものがいくつもある。山や木の表現などは細かく、画面下には人の姿も見える。
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