寿老人図
じゅろうじんず
概要
9代佐賀藩主鍋島斉直筆として伝わる寿老人図。童子が寿老人の長頭に梯子をかけて剃髪する様子を描く。同図はすでに江戸時代中期の磯田湖龍斎(1735~90)筆に確認でき、「外法梯子剃」としてポピュラーな画題であった。蘭学者で西洋画法を学ぶなど先駆的画人でもあった司馬江漢(1747~1818)に藩士を学ばせたことなどが知られる斉直だが、本作の迷いなくひかれる線には筆慣れたうまさが見受けられる。
じゅろうじんず
9代佐賀藩主鍋島斉直筆として伝わる寿老人図。童子が寿老人の長頭に梯子をかけて剃髪する様子を描く。同図はすでに江戸時代中期の磯田湖龍斎(1735~90)筆に確認でき、「外法梯子剃」としてポピュラーな画題であった。蘭学者で西洋画法を学ぶなど先駆的画人でもあった司馬江漢(1747~1818)に藩士を学ばせたことなどが知られる斉直だが、本作の迷いなくひかれる線には筆慣れたうまさが見受けられる。
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