志賀直哉邸跡書斎
しがなおやていあとしょさい
概要
書斎は、大正10年頃に建設されたとされる。志賀は、書斎の完成後わずか2年で京都に移転するが、昭和17年まではこの地を所有していた。売却した後に母屋は市内に移築され取り壊されたが、書斎と崖上の「二階家」は、昭和37年に近隣の津田家に移築されたことが知られている。その際、書斎は、旧志賀邸から直接津田家に移築されたのではなく、やはり近隣の宇田川家に引き取られていたものを移築したともいわれている。津田家に移築された書斎(津田家では「お茶室」と呼んだ)は、その後、昭和62年に我孫子市に寄贈され、昭和55年に市が購入していた志賀邸の跡地(現在地)に解体移築された。