安曇平のお船祭り
あずみだいらのおふねまつり
概要
安曇平のお船祭りは,各地区の祭礼としてそれぞれで行われている。お船は,軍記物などを題材とする作り物を配したいわゆる曳山で,宵祭りで完成したお船を披露し,翌日の本祭りで巡行させるといった例が多い。巡行は,各町内より所定の経路を通って神社へと向かい,到着したところで「オフリョウをわたす」と称し,境内を巡回する。オフリョウは,御布令,御布領,御風流などと当て字をされる。また,地区によっては,この周巡の際,2基のお船の前後をぶつけ合うところもある。これは男女和合の意で,子孫繁栄を願うものなどという。こうしてオフリョウが終わると,お船は各町内へと戻って直会となり,祭りは終了する。
(※解説は選択当時のものをもとにしています)
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国指定文化財等データベース(文化庁)