獅子頭(高岡郷土玩具)
ししがしら(たかおかきょうどがんぐ)
概要
為中為男氏作の高岡郷土玩具の獅子頭(1対、黒獅子・赤獅子)である。
色以外の形状は黒獅子・赤獅子ともにほぼ同じである。一本角の獅子頭で、桐・朴の木材を彫って作り、頭は馬の毛を用いる。富山の獅子頭の影響で創始されたという。
為中為男氏は、高岡市蓮花寺出身。この周辺に多くいた仏師の余技から始まった。高岡産の郷土玩具は、この「高岡の獅子頭」と「獅子頭笛」の2種類のみであるが、為中氏が最後の職人のため、現在は高岡の獅子頭は廃絶している。