吉田の火祭
よしだのひまつり
概要
本件は、富士吉田市上吉田にある北口本宮冨士浅間神社とその摂社の諏訪神社の祭りで、富士信仰の隆盛とともに伝承されてきた火祭りである。7月1日のお山開きに対するお山仕舞いの祭りであり、巨大な富士山型の神輿が勇壮に渡御し、26日夜には、市中に並び立てられた80本ほどの大松明が盛大に燃やされる。大松明に点火されると、富士山の山小屋でも火が焚かれ、山と町とが一体となって火祭りが繰り広げられる。また、関東一円から訪れる富士講の人たちも参加し、宿坊の入口や大松明を囲んで講の行事を行う。
(※解説は指定当時のものをもとにしています)
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