綾子舞
あやこまい
概要
柏崎市女谷黒姫山の麓の高原田、下野に伝承され、女谷の黒姫神社の祭礼(九月十五日)に演じられる。踊り、囃子舞、狂言の三種に分かれ、踊りには「小原木踊」「堺踊」「常陸踊」「こきりこ踊」など、囃子舞には「恵比寿舞」「大黒舞」「亀の舞」など、狂言には「海老すくい」「三条小鍛冶」「朝比奈」など三十余曲がある。特に踊りは長いたもとの振袖にだらりの帯、ユライと称する赤布を頭にかぶった少女(もとは青年の女装)の舞踊で、初期歌舞伎踊を知る上に重要であり、また囃子舞、狂言も芸能史的に価値が高い。
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国指定文化財等データベース(文化庁)