美濃の地歌舞伎衣裳
みののじかぶきいしょう
概要
美濃の地歌舞伎衣裳
みののじかぶきいしょう
岐阜県
江戸末期から明治初期
1.四天 黒天鵞絨地 金繍大蛇文 金馬簾付
2.俎板帯 黒繻子地(一部天鵞絨地) 金繍雲に竜文
3.小忌衣 黒繻子地 金銀繍波に瑞雲・鳳凰文 瓶覗色立襟・華鬘結紐付
4.打掛 黒天鵞絨地 金繍龍門に龍乗り貴人文 鏡付
5.打掛 黒繻子地 金繍竹に雀文
6.四天 黒天鵞絨地 金繍 切付鷹文に波・松文 金馬簾付
6点
岐阜県瑞浪市日吉町8004-25
瑞浪市指定
指定年月日:20140121
美濃地方は、江戸末期より歌舞伎が盛んに上演されている。買芝居、請芝居という形で、庶民の生活に溶け込んだ歌舞伎は、住民自らが演じる農村芝居(地歌舞伎)として根づいていった。瑞浪地域には、芝居に関わる職業として衣裳の貸出業も行われていた。そのため、日吉ハイランド内に設けられた美濃歌舞伎博物館・相生座には4千点におよぶ歌舞伎衣裳が保存されており、地歌舞伎の保存・継承のために利用されている。これら衣裳の内、製作年代の古い江戸時代の衣裳3点が、平成17年に瑞浪市民俗文化財(有形)民俗資料として指定され、地歌舞伎の保存・継承活動に活用されている。
有形民俗文化財
1,2,3は、瑞浪市内山野内安藤衣装屋から移管、製作者不明、年代:江戸末期から明治初期
4,5,6は、地歌舞伎振付師・大谷白菊所蔵品から移管、製作者不明、年代:明治初期