清藤氏書院庭園
せいどうししょいんていえん
概要
書院の南面にある約600平方メートルの平庭枯山水である。東南隅に滝石組があり、枯池の岸は低く平らかな石組をめぐらし、池中に数個の小石を据える。西方には蹲踞があり飛石を配し、間の奥塀際に大石を点在させ、イチイ、カエデ、ツツジ、アカマツなどを植裁する。
作庭年代は明らかでないが、江戸時代末期と考えられる。津軽地方に伝承されているいわゆる武学流の形式による作庭の初期に属するものとして貴重である。
所有者の同意が得られた敷地全体を指定地に含め、庭園と建物の一体的な保護を図ろうとするものである。