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勝興寺 大広間及び式台

しょうこうじ おおひろまおよびしきだい

概要

勝興寺 大広間及び式台

しょうこうじ おおひろまおよびしきだい

宗教建築 / 江戸 / 中部 / 富山県

富山県

江戸中期/1601-1700

大広間 桁行18.5m、梁間15.8m、一重、正面入母屋造、背面切妻造、北面及び南面庇付、こけら葺、背面下屋及び南面渡廊下附属、板葺
式台 桁行16.5m、梁間19.5m、一重、正面入母屋造、背面切妻造、正面起り破風玄関及び二口脇玄関、北面庇附属、背面台所に接続、大広間・式台間を切妻屋根で繋ぐ、こけら葺

1棟

富山県高岡市伏木古国府

重文指定年月日:19951226
国宝指定年月日:20221212

宗教法人勝興寺

国宝

勝興寺は高岡市伏木に所在する浄土真宗寺院で、富山湾を望む古代越中国府跡と伝わる台地上に境内を構える。本堂は、寛政7年(1795)の建立で、近世の大型真宗本堂として屈指の規模を誇り、江戸時代後期を代表する寺院本堂の一つである。大広間は、17世紀中期の建立で、浄土真宗の対面所の初期の形式から、式台玄関を付し、入側を取り込んで発展した過程をよく示す。本堂、対面所を完備した、本山に準じる寺院として破格の規模、形式を持ち、全国的にみても大型真宗寺院の典型となる。また、我が国の社会に大きな影響を及ぼした浄土真宗が、畿内から北陸へ教線を拡大する中で、地域の拠点となった宗教施設として文化史的意義が深い。

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