エラブオオコウモリ
えらぶおおこうもり
概要
S50-1-025エラブオオコウモリtxt.txt: オオコウモリのなかまは東南アジア、オーストラリヤなどに広く分布しているが、日本には小笠原諸島のほか鹿児島県以南に生息しているにすぎない。
エラブオオコウモリは鹿児島県口ノ永良部島および宝島のみに生息する日本固有の亜種であり、頭胴20センチ、後肢4.5センチでほぼダイトウオオコウモリと同じ大きさである。
体色は頭および顔は黒く、背および腹部は暗褐色で象牙色の頸輪がある。主として昼間は林内の高い木の枝などにぶらさがり、寝ていることが多く、時として飛ぶこともあるが、その姿はカラスの飛翔に似ている。
個体数はそう多くはないが、夜間、人家付近に飛来することもある。あまり目立たず、林内でヤマグワの実を食べているのを見かける程度である。
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