オシュンコシュン粗粒玄武岩柱状節理
おしゅんこしゅんそりゅうげんぶがんちゅうじょうせつり
概要
・この柱状節理はウトロの南西約5.5キロメートルに位置するオシンコシン崎にあり、その姿から「俵石」と呼ばれています。
・ここに分布する第三紀中新世の頁岩層に粗粒玄武岩の岩脈が貫入するという地下でのマグマの活動に加え、オホーツク海の激しい風化作用によって岩石が浸食されて生まれた美しい縞模様が特徴となり、横向きの柱状節理と岩柱に直角に発達する縞状構造が見られます。
・チャラセナイ川のオシンコシンの滝も同じ粗粒玄武岩の急崖にかかるものです。
・岩石標本、偏光顕微鏡切片を知床博物館で展示しています。