赤神神社五社堂 八王子堂
あかがみじんじゃごしゃどう はちおうじどう
概要
男鹿半島の西端の本山は、赤神権現を信仰する修験道場として開かれた。赤神神社はこの一郭をしめ、秋田藩主佐竹氏の厚い保護を受けてきた。
五社堂は、中央に正面入母屋造、妻入の赤神権現堂をおき、この両側にやや小規模の同形式の堂を二棟づつ並べている。各堂とも要所に彫刻を施して装飾する。
赤神神社五社堂は、同形式の五棟の堂が並び建って壮観であり、細部には秋田県の近世社寺建築にみられる地方的な特色をよく示していて、資料的価値が高い。