平家重筆懐紙(ふねのうち)
たいらのいえしげひつかいし
概要
本懐紙の詠者平家重は、鎌倉時代初期の人物である。歌題を「詠餞遊女和歌(遊女に餞して詠める和歌)」とする一首懐紙「ふねのうちみやこのことやしのふらんつゝみのをとやなみにまかへて」で、遊興の場で遊女への餞別として詠まれた珍しい和歌であり、熊野類懐紙の遺例としても貴重である。その書風はのびやかで、書き直しがみえて酔筆の特徴が窺われる。
たいらのいえしげひつかいし
本懐紙の詠者平家重は、鎌倉時代初期の人物である。歌題を「詠餞遊女和歌(遊女に餞して詠める和歌)」とする一首懐紙「ふねのうちみやこのことやしのふらんつゝみのをとやなみにまかへて」で、遊興の場で遊女への餞別として詠まれた珍しい和歌であり、熊野類懐紙の遺例としても貴重である。その書風はのびやかで、書き直しがみえて酔筆の特徴が窺われる。
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