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八勝寺阿弥陀堂

はっしょうじあみだどう

概要

八勝寺阿弥陀堂

はっしょうじあみだどう

宗教建築 / 室町 / 九州 / 熊本県

熊本県

室町後期/1401-1500

桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、正面向拝一間、桟瓦葺

1棟

熊本県球磨郡湯前町字長谷場

重文指定年月日:20021226
国宝指定年月日:

湯前町

重要文化財

八勝寺阿弥陀堂は,人吉盆地東端,湯前町の南部にある。草創は鎌倉時代と考えられる。
 阿弥陀堂は,平地に西面して立ち,桁行3間,梁間3間,入母屋造,桟瓦葺で,正面に向拝を付ける。堂内は板敷の一室で,格天井を張る。中央背後の壁に接し
て禅宗様須弥壇を構え,方1間の禅宗様厨子を置く。
 八勝寺阿弥陀堂は,15世紀後半に遡るとみられる遺構で,人吉・球磨地方独特の中世社寺建築の古い様式をよく伝え,同地方を代表する中世三間仏堂の一つとして,高い価値がある。
 時代が異なるが,16世紀後半の厨子が残ることも貴重である。

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キーワード

/ 厨子 / 禅宗 / 一重

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