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侍者坐像(法隆寺塔本塑像)

じしゃざぞう(ほうりゅうじとうほんそぞう)

概要

侍者坐像(法隆寺塔本塑像)

じしゃざぞう(ほうりゅうじとうほんそぞう)

彫刻 / 奈良県

奈良時代 8世紀

塑造 彩色(剥落) 坐像

像高19.6

1躯

法隆寺五重塔塔本塑像(元)

 仏舎利(ぶっしゃり)(釈迦の遺骨)を心礎に祀(まつ)る法隆寺五重塔の初層には、四面に山岳の景観を背景として群像を配し、釈迦の涅槃(ねはん)など四場面が表現されている。この小さな男子供養者像は、かつてその中の一体として安置されていた像で、腹前で手を合わせて正座する。木に藁縄(わらなわ)を巻き、その上に土をつけて制作されており、柔軟で自然な肉付けに、奈良時代の塑像の写実的な作風がうかがえる。当初の位置は明らかでないが、仏舎利を中核とする祈りの場に奉仕する一員であったことが明白な、貴重な遺品である。

なら仏像館 名品図録. 奈良国立博物館, 2010, p.123, no.166.

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キーワード

法隆寺 / Nara / / 奈良

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