大島半島のニソの杜の習俗
おおしまはんとうのニソのもりのしゅうぞく
概要
この習俗は、大飯郡おおい町大島地区に伝承される習俗で、11月22日あるいは23日にカミを祀るニソの杜で行われる。ニソの杜は、この地区の開発にあたった24家の先祖を祀ると伝承される32箇所ほどの聖地で、個人で祀るもの、数軒が共同で1箇所あるいは複数箇所を祀るものなどがある。これらの杜にはニソ田があり、そこで収穫されたもので祭祀料をまかない、祭祀終了後は祭祀をする家がその年の祭祀当番の家に集まって飲み食いするニソ講を行うこともあった。(※解説は選択当時のものをもとにしています)
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国指定文化財等データベース(文化庁)