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行永家住宅(京都府舞鶴市小倉) 新蔵

ゆきながけじゅうたく しんぐら

概要

行永家住宅(京都府舞鶴市小倉) 新蔵

ゆきながけじゅうたく しんぐら

住居建築 / 江戸 / 近畿 / 京都府

京都府

江戸末期/1830-1867

土蔵造、桁行6.9m、梁間3.9m、二階建、切妻造、南面庇附属、桟瓦葺

1棟

京都府舞鶴市字小倉831番地

重文指定年月日:20031225
国宝指定年月日:

重要文化財

行永家住宅は舞鶴市東部,小倉川の谷筋に集落が散在する小倉地区にある。江戸前期より当地に定住したと考えられ,天明年間頃より代々小倉村の庄屋を務めた。
 主屋は文政8年(1825)の建築で,丹後地方の江戸後期の民家として質がよく,平面形式の発展過程を知る上で貴重な遺構として,重要文化財に指定されている。
 主屋を囲むように道具蔵,新蔵,味噌蔵,米蔵,木屋などが建ち並ぶ。道具蔵が江戸後期,新蔵が江戸末期で,ともに土蔵造,2階建である。味噌蔵,米蔵,木屋はいずれも明治期のものである。
 道具蔵と新蔵は,主屋とほぼ同時期のもので,丹後地方民家の屋敷構成を知る上で,貴重である。宅地は,土蔵群などの附属施設と一体となって屋敷の構えをよく伝えており,併せて保存を図る。

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