歴史資料/書跡・典籍/古文書 文書・書籍 / 江戸
百二十畳敷の大紙に、藁を束ねた特大の筆で大達磨を描くというイベントが、二百年ほど前の名古屋で行われた。立役者は、たまたま名古屋に寄宿していた浮世絵師の葛飾北斎。このセンセーショナルな見せ物の逐一を綴ったのが、この絵本である。この絵本の細密さには北斎も感心して、著者猿猴庵に芋の絵を贈っている。
猿猴庵合集 五編「泉涌寺開帳」「嵯峨開帳」
高力種信(猿猴庵。1756~1831)著・画
葛飾北斎書状
葛飾北斎画《東海道五十三次 絵本駅路鈴「十七 由井」(林忠正印)》
葛飾北斎