日本の瑞花鴛鴦五花鏡を原型として高麗時代に製作された鏡。高麗製の瑞花文五花鏡は四型式の文様が確認され(うち一型式は鴛鴦文を省く)、この二面のように、各型式で文様を同じくする同型鏡が幾面も存在して、踏み返し法で製作されたことがわかる。一方日本鏡には同型鏡は皆無で、一面ごとに鋳型へ文様を箆で押し表わしていた。
瑞花双鳳八稜鏡
瑞花鴛鴦五花鏡