絵画 油彩画 / 明治
「藁屋根」の作者、浅井忠は佐倉藩士・浅井常明の長男として生まれ、少年時代を佐倉で過ごした、本県を代表する明治期の洋画家である。イタリア人教師アントニオ・フォンタネージに師事した浅井は、バルビゾン派の画風を学び、農村・漁村の風景を好んで描いている。「藁屋根」は、「春畝」(1888年、重要文化財)などと同様に農村の生活の一コマを描いており、緊密な構図で入念に描き込まれ、油絵具の性質を生かした豊かなマチエールを持ち、日本近代絵画史の上でも重要な作品である。
漁婦(浅井忠筆 1897年 油絵 麻布)
浅井忠
小丹波村
春畝
浅井忠筆