書状 「出度已来」 しょじょう しゅったくいらい

室町

  • 武野 紹鷗  (1502-1555)
  • たけの じょうおう
  • 日本
  • 室町時代末期 / 16世紀中期
  • 紙本墨書
  • 13.8×39.7㎝
  • 1
  • 広島県廿日市市大野亀ヶ岡10701
  • 海の見える杜美術館

 茶道の系譜として茶祖珠光の創めた侘び茶を紹鴎が引き継ぎ、その門下の利休によって大成されたのである。この書状は「菊某」に宛て、難読の文字もあるが、普請中の茶友に建築の進捗工合などを気遣う内容で、利休の書状にも通ずる書風が見られる。堺の町人で和歌を三条西実隆に、禅は大林宗套に学んだ。茶室「大黒庵」に住みその称号とした。
(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)

書状 「出度已来」 しょじょう しゅったくいらい
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