木造持国天増長天立像 もくぞうじこくてんぞうちょうてんりゅうぞう

彫刻 木像 / 平安

  • 平安
  • 2躯
  • 重文指定年月日:20060609
    国宝指定年月日:
    登録年月日:
  • 弘仁寺
  • 国宝・重要文化財(美術品)

真言密教の直系で空海から数代あとの聖宝(832~909)は、多くの造像に携わったことで知られる。本像を安置する弘仁寺は空海の創建と伝え、のちここに入った聖宝が二天像を造立したという。本提案の持国天・増長天像はこの二天像に相当するかと推定され、聖宝晩年の頃かあるいは造立が遅れたとして10世紀前半のものと考えられる。聖宝がかかわった造像の一例として重要である。後世、四天王とすべく加えられた広目天・多聞天像を附とする。

木造持国天増長天立像

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